• 問題を一緒に解決しましょう。

本日、日本国憲法は施行から70年を迎えました。今年も全国で様々な行事・イベントが行われているようです。私は先日、ある研究会主催の勉強会に参加しました。会でも改憲、護憲、加憲等の立場で様々な議論が交わされていました。

昨日の報道によれば、安倍首相は都内で開かれた改憲を目指す超党派議連の大会で挨拶をし、「・・・機は熟した。今、求められているのは具体的な提案だ。改憲、護憲と言った抽象的で不毛な議論から卒業しなければならない。」と強調したとの事です。永田町界隈、関係者の間では活発な話し合いがされているとは思います。が、今後もし改憲案が国会で可決され、国民投票により決定されるわけですが、その決定権者である国民の間で議論が深まっている状態と言えるのでしょうか。某公共放送のアンケートによれば、直ぐに改憲の必要は無いと7割近い人が答えた言います。

現在、国会で議論されている「共謀罪法案」による国民監視、広島・長崎そして福島での被爆者の方、水俣病等の4大公害病被害者の方の話を聞く度に、日本国憲法が掲げる「基本的人権の尊重」さえも、果たしてどれだけ守られているのか大変疑問を持たざるを得ません。

「機は熟した・・。」等と言う一部の為政者の声に流されず、この70年と言う歴史の重みを改めて振り返り議論を深めていくべきと考えます。


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