• 問題を一緒に解決しましょう。

先週末深夜、市民団体が行っている都内のホームレスの人の人数を把握する活動(TOKYO STREET COUNT)

に参加して来ました。(団体等の詳細は下記)

非自発的にホームレスになってしまった人達の社会復帰の困難さ等を含め、古くて新しい社会問題と言えます。

2年後の東京五輪・パラ大会を控えてと言う事もありますが、渋谷区では地域住民を含め区民の合意の無いまま

ホームレスの人達を追い払うかの如く、区立宮下公園の再開発に猛進しました。どの社会でも「排除の論理」は、

事象の解決の方策には成り得ません。社会的弱者の方の権利を尊重し、共生出来る社会の在り方を今後も考え続け

なければいけないでしょう。

​ストリートカウントとは;

東京ストリートカウントは、2016年1月にARCHが東京で初めて実施した市民参加型の路上ホームレス人口調査です。これまで市民ボランティア506名にご参加いただき、計13晩5期に渡って都内13区を調査しました。深夜調査の結果としては、東京都が昼間に行う調査の約2.5〜2.8倍の人が野宿状態にあるという実態が明らかになりました。こうした一連の結果は既存の政策の根本を問い直すものであり、行政や議会への政策提言・メディアでの報道へとつながっています。 また、このように市民参加で調査を実施することは、自分たちの住む街に存在するホームレス問題に気付き直す契機になると考えています。ARCHでは東京ストリートカウント参加者限定の報告会やオフ-ストリートカフェ等、多様な市民がホームレス問題について考え対話する場も設けています。

​ARCHとは;

ARCH(Advocacy and Research Centre for Homelessness)は東京オリンピック・パラリンピックに向け、2015年10月に設立した市民団体です。ホームレス問題についてのアドボカシー(政策提言)と研究を行うチームで、研究者や学生、支援団体の現場ワーカー、法律家などのプロボノワーカーがメンバーとなっています。人が人を大切にし、支え合う営みが、人と場所を結びつけ、柔軟な強さを地域に与える、そんな地域がたくさんある柔軟で強く優しい都市を目指しています。そして2020年の東京が、華やかな大規模イベントの裏で社会的・経済的に弱い立場にある人々を周縁に追いやるのではなく、多様な人々が共に暮らし支え合う営みをレガシーとして後の社会に遺せるよう、働きかけていきます。

ウェブサイト:http://archcd.wixsite.com/arch


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