• 問題を一緒に解決しましょう。

(前回の続きです。)先日、私の住む町会関係者向けに今回の再開発についての詳細説明が再開発組合・渋谷区道路課担当役人等からされました。

その席で私は、「新たな区道整備に伴う再開発計画と認識している。区道整備・再開発共に近隣住民総意で望んでいる訳ではない。少なくとも、現在の区道を1年間も通行止めにして迂回させる様な計画は見直すべきでは?渋谷区の担当役人もいらしているので見解を伺いたい。」と質問した所、役人は一切答弁せず、再開発の担当者が、区道整備を進める上でどうしても通行停止をせざるを得ないの一点張り。公共事業なのに何故、当該自治体が弱腰・逃げ腰なのか納得がいかず後日役所に連絡した所、今回の再開発計画の「カラクリ」が分かりました。結論から言いますと、区道整備事業は、再開発組合に「丸投げ」していたのです。事業費等は基本的に全額再開発組合持ちで、区道整備後、自治体負担金として組合に(いくばくか)払うと言う仕組みになっていたのです。それ故、具体的な工事計画・内容は把握していなかったのです。(一番最初の説明会の後に役所に連絡した所、説明会に渋谷区関係者は誰一人出席しておらず、現行区道が通行停止になる事すら全く知らなかったようです。)

現在、渋谷区では庁舎建て替え・宮下公園再整備工事が行われていますが、両工事とも、ほぼ事業者に「丸投げ」しているのではないでしょうか。血税を出来るだけ使わないと言う観点からでは確かに一理あるかとは思いますが、今回の再開発の様に、結果的に近隣住民に皺寄せが行くと言うのは如何なものでしょう。(宮下公園再整備工事については、訴訟が起こされているようです。http://nenjin-shibuya.main.jp/)

公共事業の在り方・手法を改めて考えさせられました。

(写真と本文は無関係です。)

 


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