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今月15日より渋谷区新庁舎において業務が開始されます。建て替え当初「建設費ゼロで新庁舎の整備。」と喧伝されましたが、

その実、民間業者との間に、(何と!?)70年間もの長期定期借地権を設定し、その権利金により区の建築費の負担ゼロで

新庁舎・新公会堂が整備されると言う事業です。

既に建て替えが終わっているのに何を今更と思われますが、「新庁舎竣工、バンザイ!!」で済まされない点がありますので、

いくつか指摘をしたいと思います。

・そもそも論ですが、今回の事業は旧庁舎が築50年を超え、老朽化しているので建て替えすべきだと言うのが前提ですが、お隣の

新宿区を含め50年超の庁舎は全国数多とあります。耐・免震化を図れば、全く問題ありません。

・70年の長期借地権の設定は、同期間、行政(区民)財産に全く手を付けられない事になります。行政需要の多様化が言われている中

もし今後、新たな住民ニーズが提起された場合、少なくとも庁舎周辺では何も出来ない事になります。

・これが一番の問題かと思われますが、新庁舎周辺には他の行政施設が散在しております。

http://skyskysky.net/construction/201970.html

最近の報道では、新庁舎に隣接している神南分庁舎の建て替えの話が出ておりますし、渋谷税務署・法務局は取り残されたかの様に、

新庁舎の裏側に存置されています。

今回の業務開始スタートで区側はワンストップサービスの向上を謳っていますが、例えば役所に行った後、税務署に行くには以前以上に

不便になります。

前区長の余りにも拙速な建て替え事業計画が、今後半世紀以上に渡り区民に不便を押し付ける事は決して許される事ではないでしょう。

 

 


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