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不要・不急な公共施設の象徴とも言われた群馬県吾妻渓谷に建設された「八ッ場ダム」。完成前に一度は現地に行こうと思っていましたが、完成後既に試験湛水実施中と言う、お粗末な時期の訪問となってしまいました。(写真は、渓谷散策中に遭遇した、ニホンカモシカです。自然の豊かさを実感しました。また、ダムの写真は余りにも見苦しいので止めました。)

10年前の民主党(当時)政権時、建設見直しに舵を切りましたが、自公政権変ってから 従来通りの 建設推進路線に舞い戻り現在に至っています。

全国に被害をもたらした、先の台風の後、賛成派の一部からこのダムのおかげで下流域の被害が救われたとの意見が有りました。今後の検証が待たれる処ですが、事はそんな簡単な話でしょうか?8年前の東日本大震災時、岩手県宮古市田老地区には、総延長2433メートルに及ぶ壮大な防潮堤、「田老の長城」を敷設していましたが、公称高さ10.45メートルを遥かに超える超高波に襲われ甚大な被害を受けました。また、昨夏の 西日本豪雨 時、愛媛県ではダムからの放水により5人もの犠牲者が出るという事件が起きました。「コンクリートを塗り固めて防水していれば大丈夫」と言う従来的な発想を転換し、地域環境に沿った自然に逆らわない対応が求められているのではないでしょうか。

 


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