• 問題を一緒に解決しましょう。

私が行政書士の登録をして間もない頃、知り合いの方から伺った話です。

知り合い(以下Z氏)は、近所の方で今度行政書士(X氏)の事務所を開設された方がいると聞き、

丁度、家族の不動産の名義変更(名変)が必要であった為、X氏に名変の依頼をした所、着手費用(手付金)として約5万円を請求されたそうです。何日か経過後、X氏から連絡があり、他の事務所の協力が必要との事で別途約5万円追加請求をされたそうです。(勿論、追加費用の話は当初何も説明は無かったようです。)Z氏は一回の名変で10万円以上掛かることに疑問を持ちつつ、依頼した以上断る訳にもいかず支払わざるを得なかったそうです。Z氏はその事に余り触れたくない様でそれ以上詳しい事は聞けませんでしたが、私はその話を伺っていて強い憤りを禁じ得ませんでした。

ご存知の方は「?」と気付いたと思いますが、不動産の名義変更は、原則的に司法書士の専任業務であり、行政書士の資格では絶対に出来ません。そんな話を聞いた数週間後、地域行事で幼馴染に久々に会い、私の名刺を渡した所、「名義変更お願い出来るか?」と話を持ちかけられました。私は事情を説明し、必要であれば知り合いの司法書士事務所を紹介する(当然無償です。)と話をしました。

今後、他の事例で誰に依頼して良いか分からない場合、まずはお住まいの役所(担当部署が不明な場合、代表電話で用件を話しましょう。)に連絡をするのが良いと思います。